住宅展示場の集客アイデア!イベント事例や成功のポイントも
住宅展示場は営業マンや広報担当者にとって重要な課題ですが、競争激化により思うように成果が出ていない方も多いでしょう。
展示場集客には、現地でのイベントとWeb施策を組み合わせて、顧客との接点を複数持つことが重要です。
そこで本記事では、住宅展示場が抱える集客の悩みと集客イベント、また営業担当者が取り組むべき集客方法について解説します。
集客への取り組みが遅れ、顧客が競合に流れてしまうことがないように、ぜひ本記事をお役立ていただけますと幸いです。
住宅展示場が抱える集客の悩み
住宅展示場の集客において、下記のような悩みを抱える担当者が多いようです。
- 競争激化により顧客が競合に取られてしまう
- 来場する顧客がターゲットと異なる
- 競合に比べてオンラインマーケティングに取り組めていない
一つずつ詳しく解説していきます。
競争激化により顧客が競合に取られてしまう
近年、住宅展示場の競争が激化しており、顧客の選択肢が増えています。
同じ地域にも複数の展示場があり、車移動であれば簡単に行き来できるような距離に展示場が位置していることもあるでしょう。
競合展示場との差別化を図り、顧客の関心を引き続けるためには、魅力的な特典やサービス、割引などを提供することが重要です。
また、展示場の強みや特徴を明確に伝える効果的な広告やプロモーション活動を展開することも意識しましょう。
来場する顧客がターゲットと異なる
しかし、広告やマーケティング活動がうまくいかず、ターゲットと異なる顧客が来場する場合があります。
また、プレゼントやキャンペーン目的の顧客ばかりが来店し、なかなか成約数が上がらないということもあるでしょう。
これは顧客の属性やニーズを正確に把握できていないことが一つの要因といえます。
ターゲットとなる顧客に訴求する広告やキャンペーンを展開することが重要です。
競合に比べてオンラインマーケティングに取り組めていない
住宅展示場では、オンラインマーケティングの重要性が増していますが、競合展示場に比べて取り組みが遅れている場合があります。
WebサイトやSNSなどの基本的なオンライン媒体に加えて、最近では360度映像を活用したバーチャル展示場を導入している企業も増えてきています。
国道交通省「令和3年度住宅市場動向調査報告書」によると、58.6%の人が物件に関する情報収集方法はインターネットであると回答しています。
このことからも、イベントをはじめとしたオフライン集客に加えて、オンライン集客も今後重要になってくるでしょう。
住宅営業におすすめしたい集客アイデア
イベント開催だけでなく、住宅の営業で成果につなげたいのであれば、下記の集客方法に取り組むことをおすすめします。
- イベント|通りすがりの顧客を引き込む
- MEO|地図検索で上位表示を狙う
- SEO|ネット検索で上位表示を狙う
- バーチャル展示場|24時間365日展示場を公開する
- YouTube|動画物件の魅力を発信する
一つずつ解説していくので、ぜひ取り組めそうなものから実践してみてください。
イベント|通りすがりの顧客を引き込む
地域の人々や通行人に対して、住宅展示場で特別なイベントを開催しましょう。
ストリートイベントやフェア、地域のお祭りなどに参加して、通りすがりの顧客の注意を引きつけるチャンスを作ります。
時間に余裕がある方や通りすがりの方に「何かおもしろそうなイベントがやっている」と目に付きやすいイベントが効果的でしょう。
MEO|地図検索で上位表示を狙う
地域に特化したマップ検索エンジン最適化(MEO)を活用し、住宅展示場を地域の上位表示を獲得しましょう。
地元の人々や地域を検索するユーザーに対して、展示場の情報や特典を魅力的に伝えることで、地域の顧客の関心を引き付けます。
特に小さな工務店は地域特化型の展示場は、MEOに注力することで、同地域の顧客の獲得につなげられるでしょう。
地域の特徴や地域の需要に応じたキーワードを使用し、地域マーケットでの集客を強化します。
SEO|ネット検索で上位表示を狙う
SEO(検索エンジン最適化)は、Googleで検索した際に自社のWebサイトやブログ記事を上位に表示させることで顧客からのアクセスを獲得する方法です。
「〇〇市 住宅展示場」「〇〇県 新築」など、エリアや展示場など、ターゲット顧客が検索しそうなキーワードを対策しましょう。
また上位表示された際に、顧客に自社物件の魅力が伝わりやすいよう、サービス内容やメリットを明確に記載しておきましょう。
上位表示を獲得するのには時間を有しますが、一度上位を獲得できれば、運用コストをかけることなく、多くのアポイント獲得につながります。
バーチャル展示場|24時間365日展示場を公開する
バーチャル展示場は、リアルの住宅展示場をバーチャル化し、オンライン上で閲覧できます。
顧客は、PC・スマホとネット環境さえあれば、いつでもどこからでも展示場を訪れ、物件の内部や外観をリアルに体験できます。
バーチャルツアーの中には、写真や動画、資料、音声ガイドなどさまざまなコンテンツを挿入できるため、営業スタッフなしでも内見を完結できるでしょう。
オンライン相談やチャットボットをうまく活用できれば、顧客の質問や疑問にも迅速に対応できます。
そのため、オンライン上で情報収集や一定の物件選定を済ませた状態の顧客が展示場に来場することになります。その結果、営業コストを削減でき、成約率の向上も期待できるでしょう。
下記記事では、バーチャル展示場を活用した「オンライン内見」の活用ノウハウや事例をまとめて解説していますので、ご興味がございましたらぜひご覧ください。
YouTube|動画で物件の魅力を発信する
YouTubeを活用し、住宅展示場の物件の魅力を動画コンテンツとして発信します。
物件のハイライトや内部の紹介、周辺施設やアクセスの情報などをビジュアルに魅力的に伝えられるでしょう。
動画を撮影する際は、インフルエンサーとのコラボレーションを検討するなど、PR感をおさえることが重要です。
制作した動画は、バーチャル展示場のデータやWebサイトにも応用活用できることもメリットといえます。
住宅展示場の集客イベント
住宅展示場の集客を強化するにあたり、イベントの開催は必須ともいえるでしょう。
イベントの種類はさまざまありますが、今回は「親子連れや夫婦をターゲットにした」「成約につなげやすい」イベントをピックアップしご紹介します。
エアー遊具イベント
子供連れの家族を対象にしたエアー遊具イベントは、展示場集客では代表的なイベントでしょう。
展示場内に大型のエアー遊具を設置し、子供たちが楽しく遊ぶことができる環境を提供します。
これにより、家族での来場を促進し、顧客の滞在時間を延長させることを目指します。
子どもが楽しく遊んでいれば、安心して物件の説明を聞けるため、印象に残りやすくなるでしょう。
エアー遊具にはさまざまな種類があり、下記記事で詳しく解説しているのでぜひ参考にしてみてください!
住まいづくりの勉強会
住宅購入を考えている顧客や建築に興味のある人々を対象に、住まいづくりの勉強会を開催するのもよいでしょう。
プロの建築家やインテリアデザイナーを講師に迎え、住宅の設計やインテリアのコーディネートについての知識やヒントを提供します。
参加者は実際のモデルハウスを見学しながら学ぶことができ、展示場の特徴やメリットを理解しやすくします。
購入時の注意点やローンについて考えることで、物件購入のイメージがわきやすくなる効果も期待できるでしょう。
モデルハウスへの宿泊体験
住宅展示場の魅力をより深く体験してもらうために、モデルハウスへの宿泊体験も効果的です。
宿泊者には、実際に宿泊することで、住宅の快適さや利便性を身をもって実感してもらいます。
ただし、宿泊体験を実施するのには、運営コストがかかるため、購買意思を確認してから体験サービスを提供するようにしましょう。
宿泊体験はかなり貴重な体験であるため、たとえ成約にいたらなくても「〇〇社の家がとても過ごしやすかった!」という口コミが広まれば、新規顧客の獲得につながる可能性もあります。
住宅展示場の集客を成功させるポイント
住宅展示場の集客に取り組む際は、下記のポイントを意識するようにしましょう。
- ターゲットを明確にする
- ターゲットの消費行動をアップデートする
- 顧客とのタッチポイントを複数用意する
どの施策に取り組む際も重要になるポイントなので、ぜひ読み進めてみてください。
ターゲットを明確にする
集客で成功するためには、ターゲットを明確に定義することが重要です。
新婚カップルやファミリー層、シニア層など、特定の人々をターゲットにすることが有効です。
物件の販売にあたってターゲットを絞りすぎる必要はないですが、イベント企画や広告配信など何らかの施策を実施する場合は具体的な顧客像をイメージしましょう。
ターゲットの検索行動をアップデートする
顧客の消費行動は変化しているため、それに合わせて展示場の集客戦略もアップデートする必要があります。
コロナ禍を経て、物件情報の検索にはインターネットを使う顧客が増加しました。
またネット上に掲載する情報は、写真や動画だけでなく、360度映像・3Dモデルなど、よりリアルな体験を提供できるコンテンツが求められています。
ターゲットがどのように情報を検索し、どんな行動をするのかをいまいちどアップデートしてみましょう。
顧客とのタッチポイントを複数用意する
顧客との接点を多様化させることは集客の成功に欠かせません。
また顧客はさまざまな情報源を通じて情報を得るため、自社情報がその都度表示されるようにしておきましょう。
そうすることで、元々興味がなかった物でも複数回接触を繰り返すことで興味を持ちやすくなる「単純接触効果(ザイオンス効果)」も期待できます。
展示場内だけでなく、Webサイト、SNS、イベント、パートナーシップなど複数のタッチポイントを用意することで、顧客との関係性を強固なものにしていきましょう。
住宅展示場の集客は「イベント」と「Web施策」で強化する!
住宅展示場への来場者は減少傾向にあり、今後も競合性が高まると予測できます。
成功させるためには、イベントやWebサイトなど顧客とのタッチポイントを複数用意することが大切です。また自社の魅力とターゲットを明確にし、適切な施策を実施するようにしましょう。
自社の魅力を体感してもらえるさまざな集客施策に取り組むことで、顧客が生涯を過ごす住まいを獲得するきっかけを作ってみませんか?
弊社は、エアー遊具の設営・運営・撤去までサポートさせていただいております。また、1,700施設以上のバーチャルツアー制作経験もありますので、展示場集客でお困りの企業様はぜひお気軽にご状況をご相談ください。
1営業日以内にご返答いたします。